日本政府は明治維新後、(17)いろいろと新しい政治を始めました…
日本政府は明治維新後、(17)いろいろと新しい政治を始めましたが、中央政府の主要な管理職をしめ、政治の主権を握っていたのは倒幕に活躍した薩摩や長州藩の出身の人々だけでした。そこで、新政府に不満を持つ者、特に他の藩出身の元武士だった人々が中心になって政府に反対をするようになりました。しかし、昔とは違い、武力を使わず言論を使って攻撃しました。その中心となったのが板垣退助です。板垣は、政府だけに政治の力を与えるのではなく、国民の代表者が集まって議会を開き、人々の権利や自由を守るべきだと説き、全国各地で演説会を開きながら自分の意見に賛成し支持する人を増やしていきました。1881年、日本で初めての政党、自由党が作られ、板垣がその初代の党首になり、政府に圧力をかけるようになりました。
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